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重症心身障害について

重度の身体障害と重度の知的発達障害とが重複した状態を重症心身障害といい、一般的に大島分類の1〜4に分類されます。これは医学的診断名ではなく、行政上の定義です。推定人数は、人口に対して0.034%といわれ、全国では約43,000人、東京都では約4,600人と推定されます。

呼吸機能、心機能、腎機能、摂食、体温調節等、生命維持に関わる障害や、体の変形、拘縮、筋緊張が多く見られます。移動、排泄、食事等生活全般で介助を要し、言語によるコミュニケーションは困難で、多くの人は表情や発声で気持ちを表出します。

重症心身障害児者の多くは、たんの吸引や経管栄養、人工呼吸器等の医療的ケアを必要とします。医療的ケアは医師の許可により、家族や介護者等が行う生活支援行為です。

それぞれの医療的ケアには判定スコア*が設定されていて、スコアの合計が25以上の超重症児、10以上25未満の準超重症児といわれる人も在宅で生活しています。

どんなに重い障害がある人でも必ず内に秘めた能力を持っています。適切な支援を受けることで豊かに生きることのできる社会の実現を願っています。

クリックすると判定スコアの表が開きます。)

​大島の分類(1971年)

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